アルジャーノンに豚の生姜焼きを

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続インターンシップ応募戦略。凡人が勝てる唯一の方法はこれだ。

目標を達成するために必要な時間を見積もる

前回の記事では、「人気企業のインターンシップの選考を通過するために、どれくらいの企業に応募すればいいか」をシミレーションするスプレッドシートを紹介しました。今回は具体的にどのようなペースで行動をしていけばいいかを紹介したいと思います。

エントリシートを書き上げるのに時間を見積もる

大学時代にがんばったことや強み弱みなどの自己PRであれば、人によっては1時間もあればかけてしまうかもしれませんが、電通など超人気企業の質問ともなると結構骨のある問題を出してきます。お題を見てみましょう。

 

・いま日本に最も必要とされている「新しい祝日」をつくり、その「日付」と「名前」と、なぜ必要なのかという「理由」を教えてください。
・多くの人が「その手があったか!」と思える、暮らしの不便を解消する新しいサービスのアイデアを考えてください。

電通インターンシップ2017 アイデアの学校

 

これを満足いく形で仕上げるには、どれくらい時間が必要でしょうか?1問目はアイデア勝負だと割り切って友人や知り合い(できるだけ属性が違う人がいい)を集めてブレスト(このやり方もいつか記事に書きたい)すればまぁ2時間くらいあればそこそこいいものが出てきそうですね。

 

2問目はこれは要は「新規サービスを開発せよ」というお題だと思うので、本気で取り組んだら時間がいくらあってもキリがない問題です。とりあえず、サービスを考えるための最強のステップ、ジャベリンボードを埋めてみて、(グロースハックにおいて最も重要なアクティベーション完全マニュアル | Growiz.u電通の人に添削をしてもらうなどを繰り返すとなると少なくとも5時間くらいは見積もっておきたいところ。となると、電通1社で計7時間くらいかかることになります。

 

さて、前回の記事の「3社からオファーを受け取る」という目標に必要な応募数は28社でしたね。ここまでの何度のお題ではないとして、3.5時間で見積もっても、約100時間。1日4時間かけてもなんと25日もかかることになります。

残された時間を計算し必要な日数で割って1日あたりの必要投資時間を計算する

ここまでくると、実はあまり残された時間はない、ということに気がつくのではないでしょうか。締切までが残り1週間しかないのであれば、数日の徹夜を覚悟しないといけない。そこまでストイックになれる人はあまりいないと思いますが、目安として自分に残された時間を認識し、どれくらいの時間投資しないといけないかということを一度可視化ておくことを強くお勧めします。

 

この必要時間がわかると、飲み会に行ったり、だらだらとyoutubeを見ている時間はないということに気がつくはずです。

 

あらためて、どこの企業に時間を投資するか再検討する

限られた時間をどこの企業に投資するかを再度検討してみてください。「戦略とはやらないことを決めること」とはよく言ったもので、行ってみたいけど、受からなそうなところはバッサリと切る、というのも一つの手です。

 

「なんでインターンごときでここまで考えないといけないんだろう」と思うかもしれませんが、社会人はこの選択の連続です。限られた時間のなかで効果を最大化するためにやることを取捨選択する。これができる人はいわゆる「できる」人と呼ばれることが多いです。

 

立てた計画と行動を3つのポイントで振り返る

【1】1日の行動目標、自分で決めたことは守れていたか

行動計画ができたらあとはひたすら実行するのみです。実行するのみ、と言葉で言うのは簡単ですが、これができる人はかなり少ないです。逆にいうと「自分が決めたことを粛々と行える」というのはかなりの才能ですので、スケジュール通り進められていたらかなり自信を持って下さい。

 

スケジュール通り進んでなくても大丈夫です。スプレッドシートでは締切までの時間が自動計算されるので、どの程度挽回すれば自分の当初の想定通りの行動を取れるかがわかります。

 

【2】時間の見積もりは正しかったか

これもかなり大事です。人は自分の力を過大評価しており、タスクにかかる時間を短めに見積もりがち、というのは心理学の実験でも証明されてます。たとえば5時間で想定していた電通エントリーシートに6時間かかった、という人は、他の企業のエントリーシート最低1.2倍くらいで見積もり直したほうがいいでしょう

 

【3】アプローチは正しかったか

これはインターンの書類選考の結果が出てからの振り返りでいいかもしれません。人によっては、自分でネットの情報を拾ってきて、提出、というアプローチを取る人もいるかもしれません。それで結果がでればいいですが、もし結果が出なかったという人は、アプローチが適切だったかを見返してみてもいいかと思います。「先輩に添削してもらうべきではなかったか」「SNSを使ってアイデアに対してフィードバックをもらう」「お金でアイデアを買う」いいアイデアを出すためのアプローチとして取り得る選択肢というのは山のようにあります。

 

就職活動は仕事と同じで、結果を出しさえすればそのプロセスはそこまで問われません。カンニングっぽかろうと、ずるいと言われようと、結果を出した人が評価される世界であるということを認識すべきです。試験のように限られた時間で、自分の頭だけでおくべき問題ではないことも多いのです。

 

インターンシップの選考のタイミングで、この振り返りを行っておくことは数ヶ月後にやってくる本選考の時期に必ず聞いてきます。限られた時間で戦略的にエントリーシートを作ったという経験の有無は、もともとの頭の差とか、ちょっとした学歴の差なんて簡単にひっくり返せるほど価値のあるものだと思います。

 

最後に

ここまで読んできて、「うっへぇ、めんどくせえ」と思った方が多いと思います。そう思うのが普通です。そして、そのまま行動をせずに終わる人が普通です。

 

大学時代にこれ!といった実績を残してきていない人が、人気企業から選んでもらうためには、普通の人が持っていない何かを持つ必要があります。すでに武器を見つけられていない人は「めんどくさい」ことを厭わず継続する忍耐を武器にしてはどうでしょうか?

 

世の中の仕事の大半は、少しばかり頭が回ってあとはこの苦労を厭わず体を動かす才能があれば上位10%に入ることが可能だと思います。その訓練だと思って、騙されたと思って、続けてみてください。その成功体験がやみつきになるといいなと思います。

 

「めんどくさい」と思ったときは、このことを思い出してください。「いま同じようなことを300人くらいが感じていて、200人くらいは歩みをやめる。手を動かすだけで、200人くらいはぶっちぎれる。

 

今回紹介した、

  • 自分に必要な企業数が目標数値と難易度を入れると提示される
  • かかる時間の見積もりと締切を入れると、1日どれくらい就活に使うべきなのかがわかる
  • 自分の日々の進歩を記録してやる気が続く

インターンを戦略的に通過するためのスプレッドシートに興味のある方がいらっしゃいましたら差し上げますので、@raditz_hy21までお気軽にメッセージください。アクセス権を付与いたします。

 

▼イメージはこち

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