本田圭佑のレジリエンス
本田圭佑がやっとゴールを取りました。すごいですね。イタリアメディアは手のひらを返したように賞賛しています。サッカー:本田圭佑 483日ぶり弾を地元紙ズラリ絶賛 - 毎日新聞
エナジードリンクとしての本田の言葉
最近、仕事で少し追い詰められることが多い日々でした。今朝、自分が圧倒的に周りに追い詰められている夢をみました。具体的に他人に何かを言われているわけでもないですし、むしろ結果が出てきつつあるのに、本質的には自分が出しているバリューに納得がいっていないのだと思います。
朝から追い詰められてるな〜と笑ってしまいましたが、自分なりに不安やモヤモヤを書き出して一息ついてもしっくりこなかったので、自分にとってのエナジードリンク的な存在である本田圭佑のインタビューを電車に行く途中に見てみました。こういったすがり方をするのは久しぶりでした。
「勝ちたいなら俺を出せ」本田圭佑の"本音"に中山が迫る 〜苦境の2015年から紐解く 報道ステーションインタビュー
3分あたりからとてもドラマチックな展開です。
圧倒的な意志力と、筋の良い仮説を行動に落とし込む実践力、そして圧倒的なレジリエンス
勉強になったのは次の3点です。
・意志力
首脳陣、メディア、ファンから不当な評価を受けていると感じた時の発想の仕方。「自分がいなくてこのチームが勝ち続けるのであれば、その時は去るしかない。ただ、勝つためにはかならず自分が必要になる時が来る」と信じ続ける意志の強さ
・客観的分析に基づいた戦略性
通常ならば限られた出場期間にすべてをかけるべきところを逆張りし、長時間出場した際に結果が出せるようなフィジカルコンディションをするという筋の良い発想。そして絵に描いた持ちで終わらせない、きちんとした打ち手に落とし込む実践力。試合に出られない状態に対し、「苦しい」という主観的な状況の捉え方に対しては納得していない様子で、「デメリット」という言葉を使う客観的な視点はさすがです。
・逆境を前向きに捉えるレジリエンス
人生は山谷があるもの。谷は深ければ深いほどよく、深い谷に落ちた人間こそが栄光の山を掴めると。「こんな苦しいこと、経験したことないだろう」「自分はラッキーである。みすみすこの時期をさけるのではなく、正面衝突していかなくては」と状況を前向きに捉える精神力。ちまたではレジリエンスと呼ばれているものです。
年末のインタビューで語られていたことを全て現実へと変えてしまった本田圭佑の逆境を跳ね返す力、あっぱれです。
最後に。本田圭佑のメッセージ
別の動画になりますが、本田圭佑が子供に向けて送っていたメッセージは同い年くらいの自分にとってもとても刺さるものでした。
・夢を持て。それもなるべく大きな。
・それを毎日思い出せ。それが難しい。
・決して諦めるな。これが一番難しい
アスリートの言葉は大変参考になります。アスリートつながりで、新年に設定した目標を少しずつ忘れかけてたので、再度下記の記事を思い出し頑張りたいと思います。